こんばんは、お酒は大好きだけど健康マニアのちーも(@chihiro_ojima)です!
よく塩分の取りすぎは高血圧の元であると言われます。
日本人の1日の塩分摂取量は平均で13g。
厚生労働省が推奨している塩分摂取量は1日10g以下。
これは多くのお医者さんや、メディアでも散々いわれてきたことですが!!
しかしながら、実は塩分が高血圧に関係しているということは科学的に証明されていないんです。
- 「食塩感受性」の遺伝子を持つ日本人・・・20%
- 「食塩非感受性」の遺伝子を持つ日本人・・・50%
- 食塩と他の要因が結びついて血圧が上がる可能性の人・・・30%
これは個人個人の腎臓の働く力が違うからということらしい。
不思議ですね。
なので塩分が原因で高血圧になる人間は少なからずいるということを踏まえてた上で、
でも、塩分の取りすぎによって100人中100人が高血圧になるということでないのであれば、塩分摂取=高血圧という現在信じられているこの理屈はエビデンス(証拠)がないのではないか?
と思ったので塩のことを調べてみました!
そもそもいつから塩分と血圧の関係性は指摘されたのか
時を遡ることやく半世紀前、戦後1950年代に来日したアメリカ人のダール博士が東北を訪れた際、
1日30g近い塩分をとっている人たちをみて驚き、血圧を測ると40%近くが高血圧であったことや、
逆に南に位置する鹿児島では1日に14g程度の塩分を摂取していたので、高血圧が20%程度しかいないということから塩分の取りすぎ=高血圧=体に毒と結論付けてしまったのです。
あと、エスキモーなどの未文明化社会に生きる人たちも全く塩分を摂取しないことで、高血圧が1人もいなかったことも結論をだすきっかけになったそうだけど、
エスキモーは海の魚をそのまま食べるから調味料としての塩がなくても、実は塩分自体は摂取しているんだよね。
で同じく1950年代にアメリカ人で高血圧を研究していたメーネリーさんという方のマウス実験の結果も塩分の取りすぎ=高血圧=体に毒といわれだすきっかけとなった。
10匹のネズミをつかった実験で1匹あたり1日に20〜30gの塩分を取らせ、さらに飲み水にまで塩を混ぜて6ヶ月間飼育する実験をやったそう。
ねずみさん、、かわいそう。
そして結果は驚くことに。
10匹中4匹が高血圧になり、6匹は変化なしだった。
しかし、この実験結果から塩分の取りすぎ=高血圧=体に毒という論文がだされ、世界中で信じられることとなったそう。
ちなみに現役薬剤師の友人が僕には2人いるけど、どちらに聞いても「塩分と血圧の関係性は間違いない」と言っていた。
つまり現役の医療関係者ですらそれを信じているのだから、それって医療従事者を育てる大学で教えていることが間違っているってことだよね。
結構やばいことだと思う。
バカにしているわけではないし、僕は陰謀論者じゃないけれど真実が知りたいんだよね。
1971年「塩業近代化臨時措置法」で消えた自然塩
1971年4月に民間企業が塩を作ってはいけないし、外国から輸入をしてもいけないという法律ができました。それが塩業近代化臨時措置法です。
それによって全国の塩田がすべて姿を消し、塩作りは日本専売公社(今のJT)、つまり国がやることになるんですね。
そしてその代わりに塩を作る技術として利用されたのがイオン交換膜製法です。
そのイオン交換膜製法は、天候に左右されず安定して塩を作りだせるのがメリットなんですが、ナトリウムと塩素だけを選択的に取り出すので栄養面でのデメリットが大きい。
- 昔ながらの塩・・・塩田で作られるので自然塩は海水のミネラルたっぷり
- イオン交換膜製法の塩・・・ナトリウムと塩素のみの化学物質
つまり昔人々が食べていた塩(天然塩)と、今僕らが食べている塩(化学物質の塩)は全く別物ということになります。
ここまでの文章で僕がなにを言いたいかわかった人も多いでしょう。
天然の塩を取らないとやばいよ!!!
ってことです。
江戸時代の重罪人への刑罰は「塩抜き」
古今東西問わず、古来より塩は貴重なものとして重宝されていた。
その証拠に古代ローマでは兵士に対する給料が塩で払われていたのだから。
塩はラテン語で「sal(サール)」と呼ばれていたのが、今の企業戦士であるサラリーマンの語源といわれています。
戦国武将の上杉謙信も武田信玄に塩を贈っているしね。
※実は送ってなかったという説もあります。
実は江戸時代に重罪人に対して行われた重い刑罰には「塩抜き」があった。
すべての食事の塩分をまったくの0にしてだすのだそう。
そうするとどのような凶悪な罪人もまったく力が入らず大人しくなり、罪を認めたという。
ちょっと怖いエピソードだけど、塩がどれだけ人体に大きな影響を与えているかがわかるよね。
もし塩を完全に絶ったらどうなるのか?
塩化ナトリウムが99%含まれた偽の塩ではなく、自然塩(塩化ナトリウムが80〜90%)には身体の維持に必要なミネラルが豊富に含まれています。
なので自然塩を完全にとらなかったらどうなるのかという説明です。
まず、代表的なミネラルは以下の通り。(ほんの一部です)
- 鉄
- カルシウム
- 亜鉛
- マグネシウム
これらの、ミネラルが塩から取れなくなったらどうなるかというと
- 鉄不足・・・慢性的な疲れ / 頭痛 / 冷え性
- カルシウム不足・・・骨粗鬆症 / 高血圧
- 亜鉛不足・・・味覚障害 / 精欲減退
- マグネシウム・・・不整脈 / 虚血性心疾患 / 動脈硬化
まぁざっくりとこんなに悪い影響があるんですね。
逆にミネラルを取りすぎたらどうなるのか?
上記した成分を過剰にとっても身体に悪影響はないそうです。
ヨウ素とか少なからず過剰に摂取するとダメみたいですが、そもそも自然塩のミネラルの中にほんの少ししか含まれていないことを考えると、考慮しなくてもいい範疇だと思います。
海水と羊水と血液と点滴はほぼ同じ成分
フランスの生理学者にルネ・カントンという方がいる。
その方の研究で5kgの犬に海水約3.5ℓを注入したところ、一度は元気を失った犬が数日後にはすっかり元気になったそう。
後日別な犬に対して、ほぼすべての血液を抜いて、その抜いた量と同じ血液を注入したところそちらも元気に復活したそう。
その後様々な人間を含む生物に対しても同じ実験は成功。
少し引用します。
つまり、極限まで 血液を抜き取り、次に同量の海水を注入すると、
どのようになるかという実験である。
以下が観察された。
①白血球の増加
②感染に対する抵抗
③急速な活力回復
④赤血球の急速再生
カントンは以下の衝撃事実を証明したのである。
「海水は生体内部の機能に働きかける優れた性質を持っている」
この公開実験は、世界中のメディアで取り上げられ、大反響を巻き起こした。
参照URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881040030/episodes/1177354054881225340
日本でも興味深い話があって戦時中の物資が不足している時に、
血液の代わりに海水を3倍に薄めた生理食塩水が使われていたという話があるそうですし、
今はスポーツ飲料となっているポカリスウェットも元々は点滴に使われていたらしいので、ルネ・カントンの実験は意外と正しかったのかもしれません。
海水が点滴代わりになるのは母親のお腹にいる時の羊水、血液と点滴と海水は成分がほぼ同じだからなんですね。
【まとめ】精製された塩ではなく、ミネラルたっぷりの天然塩をとるべし
2016年に厚生労働省に発表された高血圧性疾患の総患者数は1,010万8,000人。
おそらく現段階でもっと増えているのかなと思う。
その増えている原因がまったく塩と関係ないのであれば、逆に塩を取らないことで体に悪影響があるのではないかといった危機感を持って書かせていただきました。
1950年代のメーネリーさんの研究によって、塩分摂取=高血圧=毒という誤った考えが世界中に広まってしまったなんて衝撃。
雑談も多かったですが読んでくださってありがとうございます 笑
今回僕が言いたかったのは以下の通り。
- 摂取量によっては塩が原因で高血圧になる人は確かに存在する
- でも塩の影響を受けない人もいるので、塩が高血圧の絶対的な原因ではない
- 塩をとるなら自然塩をとり、科学的に作られた偽塩は取るべきでない
- そして何事も取りすぎずバランスが大事
そう何でもバランスが大事です。
僕は今血圧計を所有しているので、精製された塩分控えめはやめて天然塩を多めに取ることで日々の血圧の変化を測りつつ変化があったら報告します。
とはいえ外食でラーメンとか食べるからその塩はきっと科学的な塩なんだよなぁ。。。
みなさんもおすすめの自然塩があったら教えてくださいね!
とりあえず、これでも買ってみます↓
みなさんの塩に対する新しい知識になったら嬉しい。
では、また!
※2020年3月16日追記↓
高知県の塩と酒にこだわる酒屋さんに相談したところ、「いい塩はまろやかで美味しいけど高いのが難点だったが・・・、これは最高の塩だよ。量の割に値段も安いから。」と言われて、現在は僕もこちらの「壱岐國の塩(藻塩)」を購入して使ってます。
たしかにちょっと角がなく、ほんの少し苦い気もしますが、味は結構美味しいのでお勧めです!
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