【書評】人もお金も動かす 超スゴイ文章力【WEB戦略+人間心理】

こんばんは、ちーも(@chihiromorrico)です。

読み手に伝わる魅力的な文章を書きたい!!

 

当初、その一心でこの本のKindle版を読みましたが、文章術というよりは、「どういう時に人がモノを購入したくなるのか」など、アフィリエイターの人が気にしそうな、人間心理的、実用的テクニックがメイン

 

ちーも
ちーも
あまり知らないセールスライティングの話だったんだけど、結論として興味深い知識がいくつもあり一気に読みました。

 

この本は大きく以下3の項目に分けられます。

 

  • 初級→セルフブランディングの重要さ、ブログやSNSで発信するメリット
  • 中級→基礎的なセルフブランディングのテクニック
  • 上級→人を動かす為、感情的ベネフィット(恩恵)に訴えかけるテクニック

 

実は”超スゴイ文章力”ってところだけを見てDLしたから、”お金も人も操る”ってところを見てなかった 笑。

 

でも、商売している人じゃなくても、どんな仕事にも通じる点があるから、営業だけじゃなくて飲食の仕事の人でも役立つこと間違いなし!

 

では、ざっくり紹介してみたいと思う。

 

今回読んだのはこちら!

 

Kindle unlimited(読み放題)会員の方はそのまま読めます。

登録してない方は30日間無料で読めるので以下から無料登録してみてくださいね↓

 

目次

【初級】会社依存時代の終わり、個人のブランディング力=文章力

SNS(Twitter、instagram、Facebook)を通して個人が情報発信がかんたんにできてしまう現在。

 

会社に依存して固定給料をもらう時代が終わり、個人で情報を発信することで信頼を築くことがとても重要です。

 

初級では以下の内容が述べられている。

 

  • SNSのフォロワーやファン(仲間や応援者)への信頼の蓄積は「資産」
  • 資産があれば、最悪資金がなくてもクラウドファンディングによって夢の実現が可能。

 

ちーも
ちーも
その信頼を築くに当たってセルフブランディング、つまり自分がどういうイメージでみられたいか等、戦略的に自分を売り込むための文章力が必要って話だね。

 

今やYoutuberも台本を作ってから撮影する人も多く、そういう意味では発信する媒体がYouTubeやブログ、SNSであっても結局は文章力が基本

 

ブランド構築には時間かかるから、早い段階で着手しといた方がいいらしいよ。みんなでやったろうぜ!
ニューシネくん
ニューシネくん

【中級】読み手の五感を刺激する文章を書くことが大切

中級では人を動かす場合、相手の五感を刺激しワクワクさせることの重要性が説かれており、具体的なテクニックが記されています。

 

ペルソナ設定について書かれている部分が多かったので、それ以外の僕が感銘を受けたテクニックを紹介します。

 

あ、ちなみにペルソナ設定って何?

 

って人は僕が以前書いた「【超簡単!】SEOに強い記事を書く方法をわかりやすく解説①!!」を見てみてください。

 

ペルソナ設定を簡単にいうと、不特定多数の人へ文章を書くのではなくて、「過去の自分」や「身近な友人」、「家族」など特定の1人に対して文章を書くってことだよ。
ニューシネくん
ニューシネくん

1.相手目線で書く

これは単純に主語が自分自身である場合、「あなた」に置き換えて問いかけるような文章を作成することで、相手に感情移入してもらう文章になるテクニック。

 

ちーも
ちーも
文章の書き出しで詰まった時、もしくは一気に書き上げた文章の推敲の時などに有効みたい。


 

「僕は朝食にパンを2枚食べます。」→「あなたは朝食に何を食べますか?」

 

 

「僕は映画が大好きで週に5本は見ます。」→「あなたは週に映画をいくつみますか?」

 

こんな感じかな。

少しばかり目から鱗でした、僕の中になかったことなので。

2.目線を合わせて読者の共感を得る

スポーツや経営者など、その道の第一人者が”これからその道を目指そうとしている人”に対してよくこう言います。

 

「僕も君たちくらいの時は、全然ダメで色んなことを試して、ようやくここまでできるようになったんだよ。」

 

 

ちーも
ちーも
人間ってその人が努力したから成功したんじゃなくて、”その人だから成功した”って思いこんでることが多いみたい。


 

わかるわかる。ホリエモン著書の多動力で「とにかくやれ!」っていってもさ、やっぱり「それは東大でた堀江さんだからできたんですよね〜。」とかいってる奴いるもんね。
ニューシネくん
ニューシネくん

 

プロ野球選手「僕だからできた努力じゃなくて、僕も君たちと同じで挫折を何回もして悔しくて努力して、そして今があるんだ。」

 

的なね。

 

そういう相手目線に立って、まず話してあげることで相手を引き込むことができるそう。

 

このテクニックは言われてみれば、知ってか知らずか使っている人多いよね。

3.相手が何にワクワクするかは女性雑誌がオススメ

女性雑誌ってとにかく、女性の最先端の流行を知るその道のプロが作っているから女性がワクワクすることが網羅されているそう。

 

アフィリエイトとか、ネットでセールスライティングをする際に女性雑誌を参考にしてみるといいという話。

 

ちーも
ちーも
この辺りからセールスライティング、つまりお金を稼ぐ方向の話が多くなってきたような感じですね。でも興味深い内容。

4.自己開示

飲食店でも、芸術家でもなんでもそうなんですが、お店の作品にファンがつくのは嬉しいものです。

 

しかしながら、作品だけでなく作品+個人的な人間性の魅力が合わさるとよりファンを強く惹きつけるという話。

 

SNSやブログ、Youtubeで以下を発信するとより濃いファンが応援してくれる可能性UPということです。

 

  • 面白い裏話
  • 苦労話
  • 失敗話
  • お店スタッフのオフショット

 

ちーも
ちーも
どんな達人だって失敗することはある。そういうのを隠さず、自己開示することで親近感を持ってもらえるんだろうね。

【上級】感情的ベネフィットに訴えかける

デビット・アーカー

人は自分が具体的にイメージできないもので心が動くことはない。

よって、マーケティング領域では神様と言われたデビット・アーカーは購入者が商品を購入した際に受ける恩恵(ベネフィット)を以下の3つに分類しました。

 

  1. 機能的ベネフィット「これを買ったら仕事が捗る」、「ダイエットに効果がある」消費者の表面的なニーズ

  2. 情緒的ベネフィット「使っている人が少ないので自慢できそう」

  3. 自己表現的ベネフィット「自分に自信が持てて好きな異性と付き合えるかも」、「周囲からできる男と思われるかも」

    作者は情緒的ベネフィット+自己表現的ベネフィット=感情的ベネフィットと呼んでいます。

 

ちーも
ちーも
1の機能的ベネフィットを満たすだけでは、人は動かないということで、これだけ技術や化学が発達しても人間は感情の生き物ってことなんですね。

 

これ読んだ時、感情的ベネフィットって要するに劣等感からくる承認欲求なのかなと思った。恐らくそうでだよね。
ニューシネくん
ニューシネくん

1.Why(なぜ)とWhat(何)が8割、How(解決策)が2割

ほとんどの人が自分が潜在的に何を求めているかを言語化できない。

だから水面下に眠っている不満や欲求を思い出させてあげることが大切

 

例えば、新しいスマートフォンを購入する理由は単純に「新しいスマートフォンがほしいから」というわけではなくて、撮りためた写真が今の古いスマホの容量を圧迫しているので大容量の新しいスマホに買い換えたい!とか、

 

こういった小さな理由がいくつかあるはず。

 

それら小さな理由を挙げて、ああ!だから私は新しいスマートフォンを購入したかったんだ!と潜在的な不満や欲求を喚起させるWhy(なぜ)とWhat(何)が8割

 

それに対する解決策(How)を2割くらい設けることで、「ああ!こんな解決策(場合によっては商品)があったんだ!」と認識させることができる。

 

人を動かすセールスライティングは以下の流れが重要ということです。

 

Why(なぜ)とWhat(何):解決策(How) → 8:2

 

ちーも
ちーも
Howから入ると商品価値が読者に伝わりにくいみたいです。


例外として、目的のベクトルが定まってるような専門的な文章はいきなりHowからでもいいみたいよ!公認会計士の資格取得の方法!とか、調理師になるには!みたいな。
ニューシネくん
ニューシネくん

2.仕事、プライベート、休暇すべてに突き刺さるように文章を書く

人生は大き分けて3つの時間がある。

 

  • 仕事
  • プライベート
  • 休暇

 

そしてそれらすべてを充実させたいと望んでいるため、それらを網羅した商品紹介(解決策)を提示してあげることが重要

 

ビタミンサプリを販売すると仮定して例を挙げてみます。

 

悪い例)

「1日たった1粒で腸内環境が整えられるのでお肌が綺麗になりますよ。」

 

いい例)

「1日たった1粒で腸内環境が整えられるので、お肌が綺麗になります。さらに夜はぐっすり熟睡できるので朝の目覚めもよくなるから仕事の作業効率もUPしますよ!」

 

ちーも
ちーも
肌は綺麗になる(プライベート)、夜は熟睡できる(休暇)、仕事もガンガンできる(仕事)、すべてが充実する!と思わせることができるというわけですね。


人間って良くも悪くも横着だから、一つの行動ですべてがうまくいったらいいな!って考えてるらしいよ。心の奥底で 笑
ニューシネくん
ニューシネくん

 

人を動かす文章は、仕事、プライベート、休暇すべて重なるメリットをあげることが大切!

3.人が行動しない理由を知り、言い訳を潰す

人は皆、行動しない言い訳を持っているらしい。

ちーも
ちーも
わかりみが深い。


大体はこうった理由。

  • 経済的メリットが不明
  • 競合製品との差が不明
  • 時間、時期、タイミングがあわない
  • 家族や友人からの反対意見
  • 個人や会社、商品への信頼度
  • 実績や評判、成果が不明

 

リスク・リバーサルといって、それらの理由を前もって潰しつつ感情的ベネフィットを刺激することがセールスには大事みたい。

 

またでてきた、感情的ベネフィット。これこの本の大きなポイントやね。
ニューシネくん
ニューシネくん


ちーも
ちーも
この部分は実際に本でじっくり読んでみてほしい。

4.実際のユーザーの声(最強の説得材料 Amazonのレビューを参考にしている人は多い)

これは説明不要かな 笑

 

Amazonでも、その他の比較サイトでも口コミ情報を判断基準にすることって多いですよね?

 

僕もレビューは必ず良い評価と悪い評価の両方を読んで購入を決めます。

 

ちーも
ちーも
ブログやLPで商品の紹介する際はTwitterの埋め込みで実際の声を混ぜるのも有りみたい。SEO的にも強くなるとか・・・。

5.第三者によるお墨付き(有名人、社会的地位の高い医師や教授などのコメント)

これは以前僕が読んだ”人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている”の中でも紹介されていた錯覚資産の話です。

 

 

人は権威性に弱く、有名人、医者や弁護士、政治家や大企業の経営者といった社会的地位が高いとされている人の言葉をより信用する傾向にあります

 

なので売りたい商品の愛用者にこれらの人物の発言などを入れることで信頼性が上がる(もしくは上がったかのようにみえる)。

6.正確な数字・データの引用

こちらも今しがた触れた”人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている”の中でも紹介されていました。

 

実は、人間は数に弱いんです。

これも錯覚資産です。

 

例)

小説家なら、発売からたった1週間20万部突破!と書かれます。

オペの達人の医者なら過去10年間で2000件以上の●●のオペ成功!

 

ちーも
ちーも
要するに具体的な数字を盛り込むことで、信頼性が増す。読んでる人に「なんかすごい人なんだな」と思わせることができるという話です。

文章の師匠を見つけ模倣をする

小説家を目指す人が尊敬する小説家の一言一句、句読点や改行も含め完全にコピーして書くことでその人のリズムや癖を掴む方法があります。

 

これはブログや、セールスライティングにも同じことが言えます。

重要な点は全部を吸収するつもりで完全コピーすること

 

  • 見出しの付け方
  • 話の順番
  • 緩急・高低差
  • 事象紹介の仕方
  • レイアウト
  • 余白の置き方
  • 挿入されている写真がどういったものか

 

僕は文章を書いているので、よりわかるつもりなんですが、気持ちが入っていない文章って読んでてわかりますよね。

 

書いた人の文章を完全に真似ることで、その作者の気持ちが理解できるのかもしれません。

 

つまりすべてを一度コピーして、そこから自分のオリジナリティを出していこうというミュージシャンみたいな工程が効率的な成長につながるというわけね!
ニューシネくん
ニューシネくん

 

ちーも
ちーも
写経とかいわれるね。ブログ界隈でも、人気ブロガーたちの記事を駆け出しブロガーが写経するって話は聞いたことがある。僕は・・・・やってないけど、めんd

【まとめ】人もお金も動かす 超スゴイ文章力

今回僕がざっくり紹介した「人もお金も動かす 超スゴイ文章力」。

 

冒頭でも触れたように小説家になりたい!って人や、読者を感動させる文章をブログで書きたい!という人にはオススメできません。

 

ただし、ブログやアフィリエイトの知識としてなら知っておいた方が絶対いいし、現在商売をされていてもっと売上を伸ばしたいという方は読んでおいて損はないのかもしれません

 

もちろん、通常の営業職などサラリーマンの方にもオススメです。

 

■初級まとめ(情報発信の大切さ)

  1. これからの時代、SNSやブログでの情報発信で信頼を作ることが大切(フォロワーや応援者は資産)
  2. その為にセルフブランディングが必須
  3. その為により伝わる文章を作成し”戦略的コントロール”する必要がある

 

■中級まとめ(伝わるとは五感を刺激する文章)

  1. ペルソナ設定をする
  2. 相手目線で書く
  3. 共感を得る(流行りなどは、女性雑誌を参考にするとよい)
  4. 自己開示(作品+個人的な人間性の魅力が合わさるとよりGood)

 

■上級まとめ(感情的ベネフィットに訴えかける)

  1. Why(なぜ)とWhat(何)が8割、How(解決策)が2割で文章を構成
  2. 仕事、プライベート、休暇すべて網羅した文章を書く
  3. 人が行動しない理由を知り、言い訳を潰す
  4. 実際の口コミや権威性、データを示し信頼を得る

 

ちーも
ちーも
知識って基本的に知っておいて損することはないからね!今回紹介したのは本の一部なので、気になった方は読んでみてね。

 

では、また。

 

 この本はKindle unlimited(読み放題)会員の方はそのまま読めます。

登録してない方は30日間無料で読めるので以下、要チェックしてみてくださいね↓

 

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この記事を書いた人

当初はtech(技術者)とてくてく歩くをかけたテクニカルブログだった雑記ブログです。

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