思考を辞めて過去や未来に惑わされず今ココにある事の重要性

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人は常に思考をし無意識に過去未来を生きている

人は常に無意識に過去未来を考えている。

過去や未来を考えているということはを生きていない。

今を生きていないということは常に悩みや不安に苛まれる。

多くの人がそういった生き方をしているけれど、それはとても辛い生き方だ。

今でこそわかったことだけど、僕が10代や20代で常に苦しめられた思考の原因は今にいないことだけだった。

失恋を引きずっている人は、相手の事ばかりを延々と考えてそして苦しむ。

明日の仕事の会議の事を考えて気が重たくなっている人はそれだけで滅入ってくる。

未来の不安、過去の後悔などに思考が囚われている。

大事なのはそれらの物事は今この瞬間起きていないこと。

本気で悩んでる人がここまで読んだらきっと僕に怒るだろう。

じゃあ忘れろってことか?

無理やり楽天的に生きろってことか?

お前に私の苦しみがわかるのか?

ってね。

残念ながらわかる。

だって僕も同じように長い間苦しんでいたから。

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今ココという概念は30代になってやっとわかった。

10代後半から20代は自己啓発本から、スピリチュアル本まであらゆる本を読んだしインターネットで検索していた。

生きる目的が知りたいとかそういったことではなくて、生きていく上での悩みや苦しみをどうにかできないものかと足掻いていた。

以下は読んだ本の作者一覧。

今思い出せる範囲であげられる人だけれど、もっとたくさんいたと思う。

アール・ナイチンゲール

ナポレオン・ヒル

デール・カーネギー

エーリッヒ・フロム

ヒューレン博士

エックハルト・トール

中村天風

西田文郎

桜井章一

浅見帆帆子

斎藤一人

人と人との対話や行動で人の心を動かすことを書いていたデール・カーネギー、麻雀で培った勝負師としての心理を説いた桜井章一、呼吸法や丹田の話が印象的な中村天風、スポーツメンタルトレーナーとして有名な西田文郎。

それらの一見バラバラに見える考えも奥底では同じことを言っていることがわかった。

それは人生とは今ココ、今この瞬間以外はないということ。

今ココを確信できたのはエックハルト・トールの本「ニューアース

この本僕は何度読み返しただろうか、僕の生き方を根幹から変えた。

今まで読んできた全ての自己啓発、スピリチュアル本の点と点が線になった。

エゴが生み出す思考に力はなく、すぐれたアーティストや、スポーツ選手や、匠と呼ばれる人が常に今この瞬間を生きているからこそ、優れていることがわかった。全部がつながったとはこのことだ。

この本は本当に素晴らしくてamazonのレビューを見てもかなり評価が高い、でも個人的には1章や2章を飛ばして3章くらいから読むことをお勧めする。

3章までは地球誕生がどうたらいってて長いのにそんなに中身を感じないから 笑

3章以降を僕は何回も何回も読んだ。読み返すごとに新しい発見があり新鮮だった。 

※余談だけどエックハルト自身はカナダ在住のドイツ人で、このニューアースというタイトルは聖書からつけたらしいので、このタイトルで少なくとも日本人に対しては損をしている気がしている 笑

今ココの感覚は言葉で説明することは難しいけど、在り方に慣れると簡単

以前の記事にも書いたけど禅の教えに「月を指す指は月ではない」という言葉がある。

真実を言葉で説明してもその言葉自体が月そのものになることは決してないからだ。

逆に言葉で縛りができることで誤った思考が生まれてしまう可能性がある。

今ココを実践してみてほしい(具体的方法)

・ただただ目を閉じて深い呼吸に集中する。空気が肺に入ったり出たりする感覚を観察(一番お勧め)

・目の前の鉛筆やコップなどの物に集中してその瞬間を感じる。(この時誰かにプレゼントしてもらった思い入れのあるものや、文字が入っているものは避けた方がいい。なぜなら思考が働くから)

・思考を働かせずに木々や草木、石を眺めて過ごす。

・歩く時の足や腕の動きを頭で実況して思考を働かせない(ヴィッパサナー瞑想)

もし思考が溢れてしまう場合

思考が働いても、思考が浮かんだことを自覚できればそれだけでOK。思考への気づきがあればそれはもうエゴの思考としては機能できないから。

後思考が次々に起こっても自分を責めないこと。起こる思考をただ感じて観察する。感じきってしまえば、次に同じ思考が起こってもだんだんと小さくなってくる

胸のモヤモヤには手を当てて、手の温もりを感じながらでもOK。

最後に・・・、僕自身は無宗教で特に特定の宗教を勧めるつもりもないし、宗教を否定するつもりもない。宗教に救われた人、現状救われている人もいるだろうから。

苦しんでいる人の役に立てれば嬉しい。

僕でわかる範囲だったら質問でもなんでも答えます。

では、また。

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